魔海の呪い

すると
「痛い!!」
アレインは腕を抑えた。
「お姉ちゃんどうしたの?」
「大丈夫?」
「ええ大丈夫よ!」
「腕を見せてくれる?」
アレインは恐る恐る見せた。
腕には鱗が生えていた。
「どうしたの!?」
アインは動揺している。
「人魚に噛まれて・・・・」
「どうすれば・・・・」
その時
「ふふふふふ」
もりの茂みから笑い声が聞こえる。
「馬鹿だね~噛まれたら終わりだよ」
「どういうこと」
「君にはまだわからない」
「出てきなさい」
「ソーリーソーリー無理かな」
「ならあなたを斬り殺す」
「できるの」
「ええ」
「ならよろしいいいだろう」
すると茂みの向こうから鹿のような人間がきた。
「えっ!?」
アインは固まっている。
「私の名はベル座宜しく」
「鹿人間!」
「そうだよ、この頭の角でお前を刺し殺す」
「いいわ!やってやろうじゃない!」
するとベル座は突進してきた。
雛は日本刀で前足を切った。
「痛い痛いアハハハハ」
ベル座は首のフサフサの毛を尖らせて発射した。
雛の腕、足に刺さった。
「きゃっ」
「雛ベル座お前を殺す」
アインの目は赤色だった。
「お前生意気だな」
「アハハハハハ」
アインは槍を出して素早くベル座を刺した。
「痛いね~アハハハハ」
アインは何かを思い出した。
「あいつ・・・・・」
「どうしたの?」
「私を殺しかけたやつ」
アインは弓を使ってベル座の心臓を刺した。
「痛いよ~ん・・・・ゲホッ!!」
「ベル座甘いわね!」
「ゲホッゲホッ・・・・お前」
「ハブの毒を塗りつけた矢なのよ」
ベル座は立てなくなった。
「安心してここで私が終わらせてあ・げ・る♥」
「・・・・・・・・!!」
アインはベル座の目を矢で刺した。
「ギャァァァァァァァァ」
「アイン!離れて」
雛は必死に呼びかけた。
「お、お前・・・・・

ドサッ・・・・・

ベル座は死んだ。