「て、はああああああ!?」



必死に止めに入る理穂。



…まさか。




「理穂くん。」




「なんですか。」



「まさか君も拓哉くんのこ…」



「違うからね!!勝手に勘違いすんなよ!!」




必死に手をブンブン振りながら否定する理穂。



…怪しいのう。



「いや、私はただ、明日美穂が新聞に載る  危険性を案じて…」


「それ、遠回しに私犯罪者になると思って るよね!?大丈夫だからね!?」





と言いつつ止めるなら道連れにしようという私のモットーにより



理穗も連行することにした。



「なんで私も!?」




必死にジタバタしてるが、私には勝てんだろう。



私、空手黒帯だしね。



そりゃ、無理よ。