今、松坂くんと2人で歩いてる…。


変な妄想ばかりしてしまう。


「谷山?」



「はっい?」


声が裏がえってしまった。


「ぷっ!」


松坂くんが吹き出すように笑った。



「谷山っておもしろいな。」


そう言って笑った松坂くん。

つられて私も笑った。



「谷山、やっぱり笑顔が良いよ」


顔が熱い。


「顔あっか!」


また、笑った。


「松坂くんってなんで、そんな優しいの?」



すると、なんのためらいもなく、


「谷山だから?」


またその可愛い笑顔で私の心をかき乱す。

「松坂くん、ずいるな」


「そぉ?」


松坂くんの着信がなった。


「ごめんね、ちょっと」

私は頷いた。


「あ、もしもし?」

「え、良かったじゃん!作戦成功!」

「うるせっ、はい、じゃーなー」


電話を切った松坂くんにすぐ聞いた。


「何の電話?」




「平尾と、永野付き合ったって」


「えっ?そーなの?」


心からうれしくなった。


「作戦成功ってのは?」



「あ、永野と、平尾が付き合う作戦たててた」

また笑った。


「そうなんだ」


かの、よかったね。




「ありがとう、松坂くん」



「家ここ?」



「そうだよ」



「そっか、またな」



「バイバイ」


神様がいるなら、お礼を言います。
ありがとうございます。

でももう一個願いが叶うなら
松坂くんとつき合いたいです。