「おはよーー」


「かの!おはよー!」


「ねぇ、聞いて!平尾と同じクラス!」


顔を赤らめ、笑顔で話してるかの。


「えー、良かったじゃん!」

「うん、んぢゃ、先生きたから!」


手を振ってかのを見送る。

席に着くと先生が入ってきた。


「今から、体育祭の組織を決めます」

体育祭か…
あと1ヶ月後。
最後だから思い出に残したいな…



「ブロックリーダーになりたいやつ手を挙げろ」



みんなハイ!ハイ!と手を上げる。
私もそれに紛れて、手を挙げていた。



「じゃあ、今、手を挙げているのに決定」



みんな、はーいと返事した。




今日は4時間だったのですぐ終わった。



「ゆなのー遊ぼーーー!」


「うん!」



「え、かのたち遊ぶの?」


そう言って来たのは、かのが好きな人。

平尾だった。



「俺らも入れてよー」


かのが答えきれなかったから私が変わりに答えた。


「うん、いーよ」




「まぢ、イエーイ!聞いた?けんとぉー」



ドキッ!!


「松坂くん?!」



すると、松坂くんがやってきた。



「別にいーけど…」


平尾の家で遊ぶことになった。