次の日の昼休み、お弁当を食べながら私は紗季に引っ越すことを伝えた。

「嘘でしょ??
アミがこの学校からいなくなるなんて…
勝には言った??
あいつも絶対悲しむよ
引っ越す前に絶対告白した方がいいと思う。」

1年の時からテニス部で活躍している紗季は勝と同じクラブということもあり、紗季は最初は勝とあまり親しくなかったものの、いつの間にか放課後や休日は3人で過ごすことが多くなった。
そして、紗季は私の勝への気持ちを唯一知っている友達。

「紗季…。私、がんばるよ!」

私は残り3ヶ月の内に勝に告白することを決心した。