4月、桜が綺麗に咲く門をくぐり私は憧れの中学生となった。

私は黒瀬 美那。
元気が取り柄でいつでも笑顔だよね。
とか、悩み事ないでしょ?とか…
後は何故かヤンキーじゃん!って言われる。
髪は胸のところ位までで顔はフツーうん、むしろ可愛くなんかない。
男子って子供っぽくて苦手。
だから必要以上に話すのはやめてる。

「美那!おはよ!」
「おはよ、今日も元気ね」

この子は私の一番の友達。
松崎 恋心夏。
幼い顔だちから男女共にウケがいい。
だって可愛いんだもん♡
でも性格は結構サバサバしてて意外とツンデレなんだよね。
そんな恋心夏が大好きなんだけどね!

「美那ークラス見に行こー」
「そだね、同じだったらテンションあがる!」

人ごみの中を通り抜けて掲示板にたどり着いた。
1組から順番に名前をさがして…

「…あっ!あった私4組だ」
「私も4組!恋心夏一緒だよ!」

私たちは抱き合って喜んだ。
その後4組に行って2人で体育館に移動した。

体育館って結構広いんだねー、
天井高くない?あ、バスケのリングも高い!!!
ってか、人いっぱいいる…!

入学式が始まって今は校長先生の話し。
あー、眠いな。
こういう雰囲気の時って必ず眠くなる。
ウトウト…。

「…な!美那っ起きて!」
ん?んーっ、あ、寝てた!
恋心夏から終わったよ!って言われて急いで教室に戻った。

さよーならって言って今日はもう帰っていいみたい。
部活に入る予定はない。