湊くんはその言葉に自信に満ちた顔で「はいっ!」とうなずいた。 「よっしゃー!!湊もやる気になったし!練習、再開しよーぜ!!!」 「おーっっ!!」 部員たちが一斉に練習を始める。 「……なあ」 湊くんが私に向き直った。 明らかにちがう。 出会った時の瞳とはちがう。 明るくて、希望に、自信に満ちた瞳。 「なに?」 ドキッとして、私は真っ直ぐに湊くんを見れなかった。 「……お前のおかげで変われる気がする。……ほんとに、感謝してる。ありがとう。雫……。」