「……遅れた分、誰よりも練習しろ。 迷惑かけた分、誰よりもチームの役にたて。 詠斗を超えるなら、それくらい簡単だろ?」 透がフッと笑った。 その言葉は……。 風邪で詠斗が試合に出れなかったとき、透に必死に謝ってた。 私の頭の中にその思い出が甦る。