「ああ。軽音部の部長の片瀬雫だよ。湊に惚れたらしい」 「高峯くん!だから、ちがっ……」 「へえ。俺、1年の坂本亮(さかもとりょう)。こっちは、ナルシで女たらしの1年の東野一輝(ひがしのかずき)っすよ」 「亮。女たらしって言い方は良くない。 せめて、女好きと言ってくれないか」 「同じ意味だろ」 亮くんが真顔で突っ込むもんだから、つい笑っちゃう。 「よろしくね。」 私がにっこり笑うと、亮くんが「あっ!」と声をあげた。 え?なに?