「……綾野くん。手伝うよ」 雫が俺の手を握った。 俺の足がこんなんだから、気を遣ってくれてるんだな。 「ありがとな。」と礼を言って、一段ずつ手すりを支えに階段を上っていく。 よろけてこけそうになると、雫が支えてくれた。 それを繰り返しながら、階段を全て上りきると、雫が屋上のドアを開けた。 その瞬間、俺の目に飛び込んでくる満天の星空――。