「じょ、冗談だよな?こいつらが湊に何したのか……分かってるのか?」
一輝くんが信太を指差しながら言う。
それに続いてみんなも抗議し始めた。
だけど湊くんは首を横に振る。
「先輩たち。裕也、一輝、亮……。こんなに反省してんじゃねえか。こいつの目をみれば分かる。本気で野球したいってこと、本気で悪いと思ってるってこと。……本気で野球したいのは、俺たちも一緒だろ?だったら……」
湊くんは優しい笑顔でこう言ったんだ。
「本気の俺たちのチームで一緒にプレイしようぜ。許すよ。信太。……って、信太先輩か」
信太が頭を上げ、「本当か?」と涙目で湊くんをみる。
「ああ。もういいよ。」
「……ありがとう。ありがとう!!」
信太が再び頭を下げた。
みんながお互いに顔を見合わせ、フッと笑う。

