「あっ!いた!湊くんたちだ!」 観客席の私と心春はオペラグラスで、みんなを見ていた。 みんなって言っても、私の見ている人は湊くんなんだけど。 円陣を組むと、グラウンドにそれぞれの配置に向かうみんな。 ピッチャーマウンドには甲斐くん。 キャッチャーは透。 そして、レフトには湊くん……。 いよいよ始まるんだ――。