「いつも、ここで勉強してるのか?」 野球部のキャプテンで同じクラスの、三上透(みかみとおる)が無表情で聞いてきた。 透はクールであんまり感情を表に出さないんだ。 「うん!そうなんだ!ここでやると、はかどるの」 「先輩。この人は?」 すこし背の低い男子生徒が透に聞いた。 「片瀬雫。俺らのクラスの女子だよ。」 「へえ!片瀬先輩!俺、湊と同級の1年の根本裕也(ねもとゆうや)っす!よろしくっす!」