「詠斗くんの他にも、雫には大切な人がいるでしょ?」 「……うん。」 私は真剣に練習をしている湊くんをみた。 その横顔が、詠斗に似てる。 「綾野くんがきっと、雫を幸せにしてくれる。雫は、愛されてるね」 私は、一人じゃないから。 心春や、湊くん、透や夏樹くん。チームのみんな。そして、詠斗。 みんなが私のそばにいてくれる。 「……ありがとう」 そう思うと、心がホッコリ温かくなったんだ。