「片瀬雫って子。どこにいるか知ってる?」 「ああ……。雫なら、野球部の部室に入ってくの見ました」 「ありがと」 ニッコリ笑って、俺は野球部の部室に向かう。 他校の生徒が校内に入ってんだ。 帰る奴らが物珍しそうに見ていく。 部室棟らしき所にくると、俺は『野球部』と書かれているドアの前で立ち止まった。