「大丈夫なの?」
帰り道。私は隣を歩く湊くんに聞いてみた。
「なにが?」
素っ気なく答える湊くん。
告白の後なのに全然変わんないんだから。
「星蘭高校だよ。その……あんまりいい噂聞かないから……」
詠斗も星蘭高校の策略で、ケガをしたことがあった。
湊くんまでケガをしたら……。
「大丈夫だよ。お前が心配することじゃない。俺は、絶対勝って甲子園に行くから」
そう言って私の手を握った。
「ちょっ……!!手!!」
顔が真っ赤になってくのがわかる。
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