「いやあ、すまんかった、すまんかった」 はははっ、もう最悪の休日ですよ、まったく。 俺は、タオルで服を拭き・・・って、ダジャレじゃねーか。 とにかく、話を聞くことにした。 「実は、明日の試合で、引退しようと思うんじゃ」 引退!? 凛子の父さんが? 「そ、それってプロレスラーをってことですか?」 「そうじゃ。もう、そろそろ若いもんにチャンスをやろうかなっと・・・まあ、世代交代ってやつだな。あはははっ」 なるほど、それで凛子はあんなに焦っていたのか。