「そ、それなら、今日の放課後、家にいらしてください!それで、教えていただくって感じにしたいんですが・・・」



「いいよ!それじゃ、放課後、カツラを干した国旗掲揚台で待ち合わせね!」



「ちょ、元気、その話はもう・・・」



「はーい!楽しみにしてますね!」



まあ、青葉ちゃんも嬉しそうだし、大豪邸に行けるんだから、どうでもいっか。



俺達は、青葉ちゃんにバイバイし、いつもの屋上へと行った。



いやあ、放課後が待ち遠しいぜ。



ん?
放課後?



「ダメジャーーーーン!!!」



そう。
ハンスが叫んだように、ダメなのだ。



「何がダメなんだよ、ハンス?」



佳祐は馬鹿だから気づいていないようだ。



「ハンス?また変な漫画でも読んだ?」



元気は目がハートの形したチョッコレイトマークだから気づいていないようだ。



「ハンスの言う通りだぜ?ハンスはともかく、俺達3人には一つ、問題があるだろ?」



「「問題?」」



「栗原まりか」



「「あっ・・・」」