その騒ぎの中、元気が叫んだ。
「あ、青葉ちゃんいる!」
元気の指差す方向を見ると、ツインテールの女子がひょこひょこと歩いてくる。
トイレに行っていたみたいだった。
「青葉ちゃーん!」
元気が手を振ると、一瞬怪訝そうな顔をした青葉ちゃんだったが、それに応えるように小さく手を振ってくれた。
「あの、BOXに書いた願い、叶えに来たよー!」
そう元気が叫ぶと、ぱあっと嬉しそうな笑顔を見せ、こっちに向かって走ってきた。
なんだ。
天真爛漫で結構可愛いじゃないか。
さすが、アイドルと言われるだけのことは・・・
と思った矢先、青葉ちゃんが視界から消えた。
「あ、青葉ちゃん!?」
視線を下に移すと、廊下の真ん中で派手に転んでいた。
それを見て元気が頭を押さえながら言う。
「可愛いんだけど、ひくくらいの天然でドジなんだよね・・・」
神様は二物を与えず・・・か。



