「で、そのトマトスプラッシュ三世を探せばいいんですよね?雫様」



「そうや。早う行ってこいや」



本来ならここで行くかもしれないが、そうは問屋が卸さない。



「で、あのー」



「なんや?」



「え、いえね。あのー、報酬の方は、あのチョ・・・」



そう。
報酬としてバレンタインデーにチョッコレイトをもらうようにしよう。
それが、このBOXを置いた本来の目的なのだ。



「報酬か・・・せやな・・・」



雫が考え込む。
さあ、チョッコレイト。
チョッコレイトと言うんだ!



「巨大巨乳ポスター・・・なんかはどうやろ?」



な、なんやてー!?



「いやいや、そうじゃなくて、その茶色い甘いもの的な・・・ね?ジロー」



迷いはなかった。



「引き受けます、雫大先生!」



「ええー!?」