「はい。学園1の問題児、伊達二郎です」
思わず転げ落ちた。
学園1なの、俺。
「言えばきりがないですが、学校を抜け出す常習犯で、歴代の校長の写真を音楽室の作曲家の写真と入れ替えたり、理科室の人体模型を自分の席に座らせ、屋上で昼寝をしていたり、更には、女子生徒の更衣室を盗撮・・・」
「ちょ、ちょっと!それは未遂であって、犯人は俺じゃなかったでしょう!」
「・・・盗撮の未遂。その他にも多くの経歴があり、またここからが問題なんですが、彼は、生徒指導の通算がこれで100回目になります」
ひゃ、100回目!?
元気より50回も多いの!?
「ふむ・・・100回目記念というわけか。どうだ?なんか記念に粗品でも贈与するか?」
「え!?まじっすか!?」
「会長」
「おっほん。冗談だ。すまないが、栗原。反省文の用紙を切らしているようだ」
「わかりました。職員室に取りに行ってきます」
栗原が教室を出ていく。
すれ違いざまに俺達を軽蔑するような視線を送るのは、いつものことだ。



