生徒会室。



この学園で生徒会室に呼び出された生徒は、生きては帰れないとの噂がある。



まあ、ハンスを除く、俺達3人は常連なわけだから、その噂は嘘だ。
死なないけど、死にかける。
そして、死にたくなる。



また、めんどうなのが、学園のすべてのことは、その生徒会が握っている。



中でも、生徒会長であり、学園の理事長の息子でもある、浅川(あさかわ)は、とんでもない男だ。



お金持ちで尚且つ、学年1位の成績を持つ。



力比べをしようものなら、剣道で鍛えた洞察力で攻撃を華麗にかわしていく。



弱点と言えば、決して手を出しては来ない。
ただ、出せば、めちゃくちゃ強いということだ。



そして、生徒会を操る影の支配者と呼ばれているのが、副会長の栗原 まりか(くりはら まりか)だ。



サバサバした性格で学年で2位の成績を持つ、万年ナンバー2だ。



しかし、唯一、浅川に意見できる女で、そのトゲのある(学園で太刀打ちできるは、雫くらい)言葉で浅川をも言いくるめることができる。