2月2日 天気は曇り。 「ど、どうしたの、ジローちゃん!?」 おお、早速、凛子が食いついてきた。 「わ、悪イデスネ!急ギマスネン!」 「ハア?」 怪訝そうな顔をする凛子を置いて、俺は、学校の門をくぐった。 「うわっ・・・」 「え?何!?こわい・・・」 おお、聞こえる、聞こえる。 ヒソヒソ話が多いこと、イケメン高校生が転校してきたかの如し。 おお、感じる、感じる。 周りの俺に対する熱い視線こと、爽やかイケメンが笑顔を振りまいたかの如し。