「・・・守って、楽しいバレンタインデーにしてください。だと!?ふざけんじゃねー!」
佳祐が掲示板を蹴る。
が、当たり所が悪かったのか、右足を押さえている。
馬鹿だ。
「ねえ、どうしよう、ジローちゃん・・・」
「うちらとしても、女子にチョコあげられへんのは、死活問題やで・・・」
「私、もう、みんなに配る用に材料、買っちゃったんですよ・・・」
「・・・あの、趣味はギターを弾くことでして・・・ハンスくんは?」
「フッ、僕もギターは得意なのさ」
「まさか、青葉ちゃん、手作りするの?」
「こ、こっちだって・・・痛ってぇ・・・」
「どうしようもこうも、あの浅川め!!」
「ねえ、ジローちゃん、生徒会室の常連で、会長とかとも顔見知り合いだし、何とかならない?」
「おどれ、ほんまにあほやな・・・」
「はい。あれから料理に目覚めまして・・・あ、作ったら是非、味見してくださいね!」
「そうなんですか!?よかったら、一緒にバンド組みませんか!?」
ん?バンド!?



