ハウ・トゥー・GET・ザ・チョッコレイト☆





「で、その擦り傷は、凛子ちゃんにやられたってわけかー」



俺は、学校に着くなり、佳祐にそのことを話した。



二本松 佳祐(にほんまつ けいすけ)とは、俺の小学校の頃からの親友だ。



撮り鉄の電車オタクで、俺の唯一の特技である「東海道本線の駅名が全部言える」ようになったのは、佳祐の影響だ。



ただ、このメガネは、電車好きにもかかわらず、重度の閉所恐怖症で、電車に乗れない。



そのため、トイレに行っても、必ず若干、扉を空けていないとうんこもできないのだ。



おまけに知的そうなメガネをかけていながら、成績は俺とどっこいどっこいで、そんな馬鹿なところが俺と気が合ったんだと思う。



「そういえば、元気は?」



「ああ、ほら・・・」



佳祐の差した先には、巨漢がロッカーの中の荷物を入れたり出したりしていた。



こいつが、さっき話した福島 元気だ。



肥満体質のくせに、暴飲暴食はしない、かなりグルメな奴だ。



こないだ近所のラーメン屋に行ったときも、スープを飲んだだけで、何でダシを取っているか瞬時に当てて見せるほどだ。



駅弁も多く食べていることから、撮り鉄の佳祐と気が合い、それから親友になった。