そんなとき、男子達の中から一人、抜け出したやつがいた。

アイツだった。

「ずっと見てるけど、どうした?」


気付いてくれてた。


だだそれだけ、でも嬉しかった。

「一緒に遊びたいって思って……」

語尾がだんだん小さくなっていってしまった。

顔は俯いてしまい、顔を見れない。