ガラッと勢いよく教室の扉が開いた。
入って来たのは栗色のボブに黒ぶちメガネの人だった。
20代後半くらいだろうか。黒いローブを羽織っていていかにも魔法使いって感じだ。
?「スゥ今から試験を始める!出席番号順に空き教室に来い!」
これでもかというくらい大きな声で言った。
言った、というより叫んだ。
菫「真夏、出席番号何?」
菫の声とは思えないくらい小さな声で言ってきた。
出席番号はランダムに設定されてるらしく、弧舟という名字でも新崎という名字の方が早い番号だった。
真夏「・・・20。菫ちゃんは?」
菫「私は14!」
真夏「シッ声大きいよっ!」
?「おい、お前ら私の話を聞いていたか?」
菫「へっ!?」
さっきの黒ローブの人だ。菫の小さな声を聞き取るのに必死で全く聞いていなかった。
スッ
男の子「すみません、アリス先生。お手洗いに行きたいのですが良いでしょうか?」
アリス先生「あ?なんだ、行ってこい。」
男の子「さっ、行くよ!」
真夏、菫「!?え、ちょ」
さっきの感じ悪い男の子に引っ張られ廊下に出る。
皮肉にもソイツに助けられたのだ。
男の子「はぁ。ったく君たちは何をするかと思えば。」
菫「うぅ。すみません。」
真夏「チッ悪かった。」
男の子「そのツインテールの方は良いが、さっき話しかけてきたぱっつんは反省したらどうだ。」
ツインテールは菫、ぱっつんは私のことだろう。
ここは名乗らなきゃ、と思った。
真夏「私はぱっつんじゃなくて<真夏>だ<ま、な、つ>!」
男の子「真夏か。そのぱっつん、似合わないぞ。」
えらそーにしやがって。
しかし救われたのは事実だ。
ここは大人の心構えで感情を押し殺す。
菫「えと、二人とも仲悪いカンジ?」
真夏、男の子「あぁ、最悪だ!!!」
くっそ。アノヤロー!
そう思いつつ、教室に向かう。
入って来たのは栗色のボブに黒ぶちメガネの人だった。
20代後半くらいだろうか。黒いローブを羽織っていていかにも魔法使いって感じだ。
?「スゥ今から試験を始める!出席番号順に空き教室に来い!」
これでもかというくらい大きな声で言った。
言った、というより叫んだ。
菫「真夏、出席番号何?」
菫の声とは思えないくらい小さな声で言ってきた。
出席番号はランダムに設定されてるらしく、弧舟という名字でも新崎という名字の方が早い番号だった。
真夏「・・・20。菫ちゃんは?」
菫「私は14!」
真夏「シッ声大きいよっ!」
?「おい、お前ら私の話を聞いていたか?」
菫「へっ!?」
さっきの黒ローブの人だ。菫の小さな声を聞き取るのに必死で全く聞いていなかった。
スッ
男の子「すみません、アリス先生。お手洗いに行きたいのですが良いでしょうか?」
アリス先生「あ?なんだ、行ってこい。」
男の子「さっ、行くよ!」
真夏、菫「!?え、ちょ」
さっきの感じ悪い男の子に引っ張られ廊下に出る。
皮肉にもソイツに助けられたのだ。
男の子「はぁ。ったく君たちは何をするかと思えば。」
菫「うぅ。すみません。」
真夏「チッ悪かった。」
男の子「そのツインテールの方は良いが、さっき話しかけてきたぱっつんは反省したらどうだ。」
ツインテールは菫、ぱっつんは私のことだろう。
ここは名乗らなきゃ、と思った。
真夏「私はぱっつんじゃなくて<真夏>だ<ま、な、つ>!」
男の子「真夏か。そのぱっつん、似合わないぞ。」
えらそーにしやがって。
しかし救われたのは事実だ。
ここは大人の心構えで感情を押し殺す。
菫「えと、二人とも仲悪いカンジ?」
真夏、男の子「あぁ、最悪だ!!!」
くっそ。アノヤロー!
そう思いつつ、教室に向かう。
