地元の中学に進級すると、
他の小学校からの生徒とも、
机を並べるようになる。

私服の小学校から、
セーラー服に、学ランと変わり、
誰もが小学生とは違って、
ちょっと大人びて見えた。

2、3年生の先輩ともなると、
すごい大人に感じた。

部活は水泳部にした。

先輩後輩の厳しい運動部に稀な、
後輩に優しい部活だった。

1歳の年の差が、
大きく見えて、
同級生の男子と、
男性の先輩とを比べたら、
格好良くて、
憧れたりする娘も出てきた。

私は、てんかん患者だから、
恋愛はしないつもりでいた。

ハズだった!!

身体は成長していた。

でも、私は、もともと精神年齢が低い。

今でも5歳は実年齢よりも若い気がする。

だから、実年齢より、
最高で9歳ぐらい若く見られる事がある♪

お世辞もあるかもしれないが……。

でも、十代の精神年齢の若さは、
中学生と小学生の差になって、
大きいと思う。

気になる男子が私にも出来た!!

小学生の時と、
ちょっと違うから、
これが初恋と言えるかもしれない。

甘酸っぱく、切なく、
かなわなかった恋ではなく、

かなわなかった方が良かったような初恋だった。

私は意外にモテていたみたいだ!?

みたいだというのは、
告白されていた訳ではないから、
憶測か、勘違いかもしれないけど……。

自分の恋愛経験を元に、
脚色して、
後に、携帯小説もどきにしてしまったほどの初恋だった。