久々の学校のような気がする。

皆に好かれようが、
嫌われようが、
もう私には、
どうでも良くなっていた。

休み時間になると、
私は、鶴を折り始めた。

Yちゃんが、治りますように!
願いを込めた。

私は、クラスメートに千羽鶴をもらえたが、
Yちゃんには、
学校も行けないし、
クラスメートや友だちもいない。

だから、私に出来る事って、
願いをこめて、
千羽鶴を折ることぐらいしか思い付かなかった。

学校の帰り道、
私は家とは違う方向に向かった。

昨日退院したばかりの病院についた!

売店に寄ると、
キャラメルを買った。

そして、昨日までいた病室に行った。

Yちゃんのお見舞いだった。

Yちゃんのお母さんは、
喜んでくれた♪

Yちゃんは食べられないキャラメルを
渡そうとしたら、
お兄ちゃんの分だけ受け取って、
あとは遠慮された。

千羽はない、ちょこっとだけの鶴を渡した。

Yちゃんのお母さんは、
鶴をYちゃんのベットの枕元に飾ってくれた。

しばらく二人で話していた。

まだ私のいたベットは誰も来ていない。

明日も行こう♪
こんなに喜んでくれるんだから♪

ナースステーションに寄ると、
皆、笑顔で喜んでくれた♪