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私が帰ることを認めた直後。




目の前の雄大は最初驚いたように少し固まって。フッと柔らかく笑った。




「いや、いいよ。まだ。

1ヶ月後の────……。



8月の登校日あるだろ?その時迎えに行くから


それまでは今まで通りにいて

俺の事は思い出さなくていいから。」




芯のある…小さな子供にいう事を聞かせるような言い方は



まさに有無を言わせない感じだった。



だから私は分かったと首を縦に振るしか無くて。






雄大は何を望んだの───?



1ヶ月の間に私は整理しなきゃいけないものがある。



それだけしか、分からない。


でも、その整理するものって何?