「んなこと今は関係無いだろ!
…おい、お前ら何やってんだよ」
廉くんは睨まれて恐怖で唇を震わせ、
金髪たちはすぐに私から遠退いた。
「黙ってねぇで答えろよ!!」
雄大が一般人とは思えないほどの殺気を出している。
私の知っている雄大で、私の知っていない雄大がそこには居た。
「す、すみませ…っっ!」
すみませんの、『ん』を言えなかったのはまたドアが開いたから。
立っていたのは、庵と佐藤だった。
「庵…。佐藤……。」
「間に合った?ごめんな、如月。
俺ちゃんと話すから。」
佐藤は私に力強く微笑み廉くんに向いた。
「廉。」
背中しか見えないけどその背中は何だかたくましい。
「な、なんだよ。」
「廉はさ、俺らの憧れだった。
俺らの出来が悪くても離れないでいてくれた…それにすっげぇ救われてた。
如月に興味が湧くのも分かるよ。こいつは、そういうオーラっつうのかな?それをもってるし。
如月のせいで狂ってく廉を俺は見てられない。
廉を狂わせた如月を腹いせに襲ってもいいけどよ。そしたら俺絶対後悔する。
あんとき廉を止められてたら、って。
…自己満足かもしれねぇけど。
今は廉を幼馴染として、親友として止めさせてくれるか。
…廉……もうやめよう。
ちゃんとこいつのオウジサマは来ただろ?
…何でか知らねーけど、2人も。」
みんな黙って聞いてる。

