「私…そんな風に言われてるんだ…

ははっ…そっかあ…。」

そんな事無いのに、皆変なの。

「知らなかったのか。
お前は、完璧だろ?容姿も問題なく性格も良いらしいな。それに、頭も運動神経も良いとか、完璧だな。

…俺らの高校にはそんな人がいるなんて話題にならなかったぞ。」

”俺らの高校にはそんな人がいるなんて話題にならなかったぞ。”

やっぱり。私は外部には漏れないようになってる。

それなら、問題無い。

もう少し…私の青春が謳歌できるかな、なーんて。


「まぁ、バレないようになってると思うからね。
後、お前って言うのやめて。
如月由依って言う名前があるのー」

さっきから気になってた事をぶつける。


「おい、騒ぐなよ。廉が来るだろ。
はいはい、如月って呼ぶからおま…如月もくん付けやめろ、きもい。

如月のそれは、キャラで。作ってるって言うんだよ、廉は。
如月を俺らで汚そうとしてる。

如月の過去を暴くつもりなんじゃねーの。何かは知らねぇけどな。」