汚れを知らない女神さま゚+.。◕ฺ



「…ったく。手ぇ出さないよ。
だって庵が、やっと信じられそうな人だろ?

頼むからその殺気はやめろ。まじで」


手を出す?握手とかしたっけ?



「え、手出してないよ、だって握手してない」


さっきまで超不機嫌だった庵の目を見て言う私。


だけど、2人ともぽかんと口を開けたまま固まっている。


「あれ?何かおかしいこといった?」


沈黙に耐えきれず2人に問いかける。


「…んいや。庵苦労するなあ」

「だから、余計な事しないでくれよ」


庵は、困ったようにため息をついて私を見てくる

和樹さんは、残念だね、とでも言うような哀れんだ視線を向けてくる。


…いやいや!私状況掴めてない!!


「なんですか、2人して!」


なんか今日怒ってばかりだな。


「由依ちゃん、ごめんごめん
ほら、これ食べて機嫌治して」