汚れを知らない女神さま゚+.。◕ฺ




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時間は過ぎて今はもう放課後。


「由依。行くぞ」

「ちょーっと待ってっ。まだ準備が…よしっできた!」


小走りで庵の隣に行く。

「ん。」

そう言って庵は右手を出してきた。

お菓子欲しいのかな、とかばんに入れてた袋に入ったクッキーを手にのせた。


「ん、まぁクッキー好きだけどさ。
俺的には由依と手繋ぎてぇんだけど?」


クッキーは庵のポケットに入れられ、私の手が庵の手に被せられた。


「っ////」


少しひんやりとしたゴツゴツして男らしい手。


言ってる事は少し強引だけど優しく繋がれた手を見て勝手に赤面する私。


冷たいのに温かい君の手を離したくないとまで思ってしまった私は重症なのかな。


この手は下駄箱へ行っても離されることは無かった