汚れを知らない女神さま゚+.。◕ฺ





翌日、朝10時。



駅の前で庵を待つ。




雄大が私の前に再び現れるまで後、6日。


きっとこれが庵と遊ぶ最後の機会だろうから少し心持ちが変わってくる。



緊張、して。無意識のうちに唇をかんでいた。



「由依っ」


わりぃ、遅くなった。そう言ってめのまに来た庵に、今来たばかりだ と告げてもまだ申し訳なさそうな、顔を崩さなかった。


「女の子に、捕まってたんでしょ???」



庵は目を見開いた後に


「由依には何でもバレるのな(笑)」


と、柔らかく笑った。




このところ庵はよく笑う。


そしてその笑顔を見た私は胸が締め付けられる。



ドキッとして、愛おしく思ってしまって。