汚れを知らない女神さま゚+.。◕ฺ




だけど、本当は明るくて一途で、何にでも一所懸命で。


「いじめられたり、嫌なとこもあったけど。」

それに勝るくらいの


「良いところだって、ある、じゃん…!」

だんだん目の前の女の子たちの顔が醜くなっていく。

でも、そんなの気にしない。



「私は…あなたたちみたいな、有利な方につく、すぐ手のひら返しするような!人たちが…いっちばん嫌い。

そんな奴らにかおりをどうにかしていい権利なんてない!」


「な、何なのよ!あんただって綺麗事言ってるだけじゃない!
そういう偽善者が!!西田と私たちを苦しめるのよ!」


綺麗事?偽善者?


そんなこと、好きなだけ言えばいい。
好きなだけ喚けばいい。


「私はっ、もう…っ!
誰かが泣くのは嫌なの!!!」


クラス中の視線を集めて、不格好だけどちゃんと立ち向かって。


「俺もそう思うけど?」


「いわ、たにくん…。」


「……とか言ってみたり」


ガタッッ、


岩谷くんの周りの男子が椅子から落ちる。

「おお、ナイス。」

「うっせ、お前アホかよ」


あれ?今真面目なシーンじゃないの?


「なんなのよ、あんたら…っ!

まじ死ねっ、てか潰す!」