だから、かおりが私たちを睨んでるなんて気づきもしなかったんだ───。
「由依…許さない─────…!」
✳*✳
「雄大っ!まって!」
雄大の腕を掴んで動きを止めさせる。
最近なぜか雄大はいつも不機嫌。
私を見る目も冷たくなってたから、今日迎えに来てくれたのもすごい嬉しかったのに。
こんなに怒らせるはずじゃなかった。
「ごめっなさ…い…。怒らないで…」
雄大がどうしようもないくらい好きで。
だけど、その好きは伝えられなくて。
かおりも私の存在に嫉妬してるかもしれないけど。
私だって本当は苦しいよ。
私だって辛いよ。

