「エリー、一緒に寝ないのかい僕はも う寝るけど。」 そういって、口をとがらせた少年はエ リーと言うのであろう少女の裾を引っ 張った。 「リオン、先に寝ててくれないか?も う少しでこの本が読み終えるから。」 リオンと呼ばれた少年はさっきよりも 口をとがらせそっぽを向いてしまっ た。 きっと、すねてしまったのだろう これはこれでめんどくさい