それでも、好きです。



グズッと鼻をすする音がしたあと、


日菜が口をひらいた


「私…ねっ、ずっと花が嫌いだったのっ。


花は知らないでしょ?中学の時からずっと、私がふられる理由は


『山下さんのことが好きだから。』だった。


いつからかな?花のこと、大好きなのに。大嫌いで。


花が憎くて、すっごく妬んでた。でも、


花はそんなこと知らずに『ひな!』って


いっつも笑いかけてきて。そんな花が嫌いだった。」