ぐらりと身体が傾いだ。
全身に藻が絡まったまま、チサエはプールに落ちた。水柱が上がり、濁った水面が沸き立つ。
「……たっ……たす……け……」
暴れ、チサエの腕が虚しく宙を掴んだ。
顔を水面から上げるたび、藻が口に入って呼吸を奪おうとする。
「げほっ……」
咳き込み、青臭い塊を吐き出す。酸素を求めて開く口に、また次の藻が入った。
必死で水を掻く。
邪魔をする藻を押しのけ、プールの縁を掴んだ。
顔を上げると、しゃがみこんで見つめているエミカと目が合った。
全身に藻が絡まったまま、チサエはプールに落ちた。水柱が上がり、濁った水面が沸き立つ。
「……たっ……たす……け……」
暴れ、チサエの腕が虚しく宙を掴んだ。
顔を水面から上げるたび、藻が口に入って呼吸を奪おうとする。
「げほっ……」
咳き込み、青臭い塊を吐き出す。酸素を求めて開く口に、また次の藻が入った。
必死で水を掻く。
邪魔をする藻を押しのけ、プールの縁を掴んだ。
顔を上げると、しゃがみこんで見つめているエミカと目が合った。
