夜人【ヨルヒト】さん

「服装や化粧も、わざとエミカができないような派手なのにして。

携帯も、3人だけでお揃いにして。

教室で話すときも、昨日楽しかったね、ってエミカがいない時の話をして。

……そうやって、エミカは私たちの仲間じゃないって伝えてるつもりだった」

ざわ、と公園の木々がなった。

「なのに、エミカはついてきた。

薄笑いを浮かべて、近づいてくるの。

その頃には、我慢できなくなってた。

我慢できなくて、言ったの。

『ウチらもうエミカと遊ぶつもりはないから』

『もう近寄らないで』って」