夜人【ヨルヒト】さん

「すごーい分かったんだ?

トキコ、私が笑ってる声なんて聞いたことないでしょ。

分からないかと思った」

「…………」

トキコは汗ばんだ手を握り締めた。

「怒った?

いつもバカにしている私にバカにされたからムカついた?」

「エミカ……」

自分でも驚くほど冷ややかな声が出た。

「いい加減にした方がいいよ。

昨日のムービーメールから、あんた調子に乗りすぎ」

「調子に乗りすぎ……かぁ」