閉ざされている正面扉の前を通り過ぎ、横の通用口を開ける。
中に入ると、外の日差しが嘘のようにひんやりとした空気がトキコを包んだ。
辺りはしんと静まり返り、人の気配は全く感じられない。
踏み出した自分の足音が大きく響き、トキコは足を止めた。
次の一歩が踏み出せず、トキコの額に汗が流れた。
(大丈夫……まだ明るいし、チサエとサナミはこの奥にいるんだ)
放課後、3人でエミカの携帯を置いてきた時は、ちょっとスリルがあるだけだった。
その旧校舎の空気が、トキコ一人にひどく重たく絡みついてくる。
中に入ると、外の日差しが嘘のようにひんやりとした空気がトキコを包んだ。
辺りはしんと静まり返り、人の気配は全く感じられない。
踏み出した自分の足音が大きく響き、トキコは足を止めた。
次の一歩が踏み出せず、トキコの額に汗が流れた。
(大丈夫……まだ明るいし、チサエとサナミはこの奥にいるんだ)
放課後、3人でエミカの携帯を置いてきた時は、ちょっとスリルがあるだけだった。
その旧校舎の空気が、トキコ一人にひどく重たく絡みついてくる。
