携帯をポケットに入れると、トキコは教室を出た。
廊下のあちこちで、生徒が立ち止まり話に興じている。
その隙間を縫うようにして、トキコは外に出た。
なるべく多くを考えないようにしながら、旧校舎を目指す。
沸きあがる不安が、昨夜のムービーをトキコに思い出させようとする。
(考えちゃダメ……)
自分に言い聞かせながら、旧校舎を見た。
廃屋特有の白々しい空気を漂わせる姿に、気持ちが折れそうになる。
(チサエ……サナミ……)
心の中で、友人の名を唱えた。
廊下のあちこちで、生徒が立ち止まり話に興じている。
その隙間を縫うようにして、トキコは外に出た。
なるべく多くを考えないようにしながら、旧校舎を目指す。
沸きあがる不安が、昨夜のムービーをトキコに思い出させようとする。
(考えちゃダメ……)
自分に言い聞かせながら、旧校舎を見た。
廃屋特有の白々しい空気を漂わせる姿に、気持ちが折れそうになる。
(チサエ……サナミ……)
心の中で、友人の名を唱えた。
