夜人【ヨルヒト】さん

「あや……まったら、許してくれるの?」

かすれた声を絞り出す。

「いいよ。サナミもひどい目にあって反省したみたいだし」

机からエミカが降りる。

チサエの死体の脇を通り、座りこんでいるサナミの前に立った。

「土下座して」

「…………」

視線を下げ、サナミは身体を起こした。服の陰に瓶を握り締め、うずくまるようにして床に膝をつく。

エミカがその前にしゃがんだ。

「ほら、早く」

(今だ!)

右手の瓶を振り翳す。