自分の身体がエミカの視界から棚を遮っていることを横目で確認し、サナミはそっと棚に手を伸ばした。
薬瓶を手の中に収め、身体の前に引き寄せる。
「サナミ、許してあげようか?」
「…………え?」
「土下座して謝ったら、命だけは助けてあげる。
チサエみたいになりたくないでしょ?」
「…………」
肩越しに振り返る。
エミカの目が、優越感を湛えてサナミを見下ろしている。
醜い表情だった。
(失敗できない)
首筋に緊張が走る。
サナミは音をたてないように瓶の蓋を外した。
薬瓶を手の中に収め、身体の前に引き寄せる。
「サナミ、許してあげようか?」
「…………え?」
「土下座して謝ったら、命だけは助けてあげる。
チサエみたいになりたくないでしょ?」
「…………」
肩越しに振り返る。
エミカの目が、優越感を湛えてサナミを見下ろしている。
醜い表情だった。
(失敗できない)
首筋に緊張が走る。
サナミは音をたてないように瓶の蓋を外した。
