きっとそれがいけなかったのは

今になってわかる

正直なところ私には協調性がない

誰かと何かを成し遂げようとも思わない

むしろひとりでやった方が断然によいものだと思っていた

それが誰かを拒絶する態度にも見えたのだろう

年下の後輩や
年上の先輩には頑張っている子に見える

後輩にはとても慕ってもらえたし
先輩は色々お世話になった

でも同級生は
私をどう思っていたのだろうか

今だからこうやって
冷静に見れるが昔はそうではなかった

それでも人には限界がある

全てひとりでやるのにも
何をするのにも

そしてついに私に限界が来たのであった

精神的にも
そのほかの面にも

クラスの人達とは
話せと言われればそれなりに話せるけど

基本は話さない

だからなにも頼めない

男子は相変わらず私にくだらない話をして
笑ってはいたけど彼らに助けを求めることはきっと許されない


だからこそ私のやらなければならないことは誰にも頼らずやり遂げてみせる

その時はそう思うしか自分を奮い立たせられなかった

私は何一つ表情には出さなかった

だからこそクラスの仲が完全には壊れなかったのだろう

それはつまり先生からみれば
助け合ういいクラスに見えるということ

なにも注意されずに過ぎていく
毎日を送り続けるのだ

あの時私はどんな行動を起こせば良かったのだろうか

なにか行動をひとつでもおこしていたら
なにか変わっていたのかな