「えへへ、そんな風に褒められると嬉しいよ」
「……向日葵の笑顔は素敵だね」
ボソッと呟いた棗の言葉を、私は聞き逃さなかった。聞こえないフリすべきなのかもしれないけど、意思に反抗的すぎる頬は真っ赤に染まった。
_素敵なんて言われたら、嬉しいに決まってる!
「わあ、真っ赤っか。そんなに嬉しいもの?」
「嬉しいけど……恥ずかしい」
「そういうところも可愛い。あ、生徒会室に行かないといけないよね。引き止めてごめん」
「ううん!大丈夫だよ。じゃあ、行くね」
名残惜しさはあるけれど、だからと言って生徒会の仕事を無視するわけにもいかない。鞄を掴んで、棗にばいばいと手を振った。
「……向日葵の笑顔は素敵だね」
ボソッと呟いた棗の言葉を、私は聞き逃さなかった。聞こえないフリすべきなのかもしれないけど、意思に反抗的すぎる頬は真っ赤に染まった。
_素敵なんて言われたら、嬉しいに決まってる!
「わあ、真っ赤っか。そんなに嬉しいもの?」
「嬉しいけど……恥ずかしい」
「そういうところも可愛い。あ、生徒会室に行かないといけないよね。引き止めてごめん」
「ううん!大丈夫だよ。じゃあ、行くね」
名残惜しさはあるけれど、だからと言って生徒会の仕事を無視するわけにもいかない。鞄を掴んで、棗にばいばいと手を振った。
