とんとん、と靴を鳴らした。玄関に吹き込む風はまだ冷たいけど、制服ーー紺のブレザー、スカート、セーターと真っ赤なリボンがとっても可愛いーーのおかげでそれほど寒くはない。
少し恥ずかしかったけど見送ってくれたお姉さんに、いってきます!と言った。
今日は待ちに待った入学式。私は棗と楓さんと電車に揺られながら、学校へと向かっていた。
成城高校は家から徒歩と電車を合わせ、約30分で着く距離にある。都会ゆえにそれなりの大きさはあり、生徒数も増えてきているとか。何より、校舎がとても綺麗だそうだ。
「同じクラスになれたらいいね」
「うん!」
他愛ない話をしていると、駅についた。そこから楓さんに高校までの道のりを教えてもらい、高校へ向かう。
道中たくさんの同じ制服を見かけてワクワクしたり、前を横切った雀に気を取られて棗に笑われたりしたのも、ちょっとした思い出だ。
少し恥ずかしかったけど見送ってくれたお姉さんに、いってきます!と言った。
今日は待ちに待った入学式。私は棗と楓さんと電車に揺られながら、学校へと向かっていた。
成城高校は家から徒歩と電車を合わせ、約30分で着く距離にある。都会ゆえにそれなりの大きさはあり、生徒数も増えてきているとか。何より、校舎がとても綺麗だそうだ。
「同じクラスになれたらいいね」
「うん!」
他愛ない話をしていると、駅についた。そこから楓さんに高校までの道のりを教えてもらい、高校へ向かう。
道中たくさんの同じ制服を見かけてワクワクしたり、前を横切った雀に気を取られて棗に笑われたりしたのも、ちょっとした思い出だ。
