んー、どうしようかな。確かに面倒だもんな。 ボロが出ないように心の中でも男口調。 「わかったよ。いつから気付いてたの?」 「んー、あんたに頼むようになってから一月くらいか? なんか、雰囲気っていうのか?女っぽいなって思うようになってからかね」 ふーん、そう言う事か。雰囲気はどうしようもないよね? というか、この人は侮れないな。 勘が鋭い。要注意人物だね。 「じゃあもう帰る。さよーなら」 と言うとすんなり手を離してくれた。 「じゃーな。また近々そっちに来ると思うわ。」 また来るんだ。